コロナ禍で２年前の前回が中止になり、４年ぶりのサイクリングしまなみに参加してきた。メンバーは牛島さん、栂尾さん、久野君、上原君と自分の５人。コースはいろいろあったけど、今治をスタートして多々羅大橋まで高速を走り、生口島を3分の2周くらい走ってゆめしま街道に船にわたるというコース。しまなみは何度走ってもいいものだが、今回は高速道路とゆめしま街道を走れることが楽しみだった。
景色が綺麗すぎて感想はうまく言えないのだけど、今回天気が完璧で、深く澄んだ青い空と巨大な白い橋、日光を反射してキラキラ輝き続ける瀬戸内の穏やかな海、もうこれ以上のシチュエーションはないだろう。
高速道路区間はゆっくり走って味わうのがいいのか、高速道路を走れるというめったにないチャンスを活かして飛ばすのがいいのか迷ったが、結果的に同行者が解決してくれた。スタートから久野君とゆっくり走っていると、伯方島の辺りで後ろから牛島さんと栂尾さんが追いついてきた。この2人がまた、飛ばす！このときは特に栂尾さんがさらに前に出たそうだったので、久野君と牛島さんをおいて栂尾さんと一緒に飛ばしていった。栂尾さんが着いてくるかぎり、飛ばし気味でいこうと思っていたら、結局高速を降りる寸前の瀬戸田PAまでそのままのスピードで走ってしまった。高速なのでそれほど急ではないとはいえ、それなりにアップダウンはあったが、やはりロードバイクにもすごく快適な道で、高速道路を走らせてもらえるのならロードバイクで数百kmくらい走るのもそれほど苦ではないように感じた。
船に乗ってゆめしま街道に入った。岩城島に着くとすぐに5%程度の登り。その後も平地と短いアップダウンが繰り返され、自然と牛島さんと栂尾さんの3人でペースアップしてしまい、途中で2人を置き去りにして岩城港のエイドに滑り込んだ。そこで軽い昼食をとり、生名島を各自のペースで1周し、上島は軽く通過しただけで弓削島にゴールした。
ゆめしま街道はやはり橋だけでなく島の周回道路にも小さなアップダウンはあり、久野君、上原君は少しずつ足を削られていた様子。ゴールした後にゆめしま街道をもう少し走ってもいいなと思っていたが、その余裕はなかった。
今回のイベントで強く印象に残ったのは、地元の人たちの温かさだった。ツールド国東のときも思ったが、どうしてあんなにどこの馬の骨ともしれないサイクリストに優しくしてくれるのか。なんどお礼を言いながら走ったか、わからない。ぜひまたイベント以外の時も足を運んでみたい。