上原君、久野君とサイクリングしまなみ2022の前日早朝にフェリーで松山入りし、内子、大洲、夕やけこやけラインをサイクリングした。真夏のウェアにアームウォーマーとジレベストだけ追加した格好で、朝は少し肌寒かったけど、昼間の暖かさを考えると正解だった。
国道56号線を通って伊予市から緩い上り坂を走り犬寄峠を超えるとあとは下り基調で内子、大洲へ。下りきったところの中山という集落にコスモスとひまわりの綺麗な花畑があり、朝日に照らされてとても綺麗な景色を見せてくれた。内子では道の駅で食べた栗ジェラートが絶品だった。紅葉が色づき始め。座ったテーブル周りのウッドテラスに風であおられたクヌギのどんぐりが次々落ちてきて、前日までの仕事漬けの日常から一気に解放された。
内子から大洲へは一度肱川を離れて小高い丘を越え、すぐに到着。内子もよかったが大洲はさらに美しい町だった。できるだけ肱川を自然な形に近い状態で残してあり、そのほとりに建つ大洲城や臥龍山荘は筆舌に尽くしがたい美しさだった。臥龍山荘のそばの葵CAFEは歴史的な町家をリノベしたカフェで、ハモカツバーガーとレモンジンジャーエールがまた再考においしかった。おしゃれで快適な空間。他に派手な観光名所があるわけではないのだが、街全体が美しくて、その良さをさらに現代の感性で引き立てていて、大洲にはぜひ一度ゆっくり滞在したい。
大洲から肱川を海まで下って夕やけこやけラインを走るはずだったのだが、ここから突然の激しい逆風。海に出る伊予長浜まで着いたところで、このペースでは翌日のイベント受付に間に合わないと思われ、そして大洲経由の輪行ならまだギリギリ間に合うというタイミングだったので、そうすることにした。しかし久野君が早朝松山駅に荷物と一緒に輪行袋を置いてきてしまっていたので、自分は輪行袋を久野君に貸して、自分だけ夕やけこやけラインを走って帰ることになった。夕やけこやけラインも逆風が強かったものの途中下灘駅にも寄ってある程度楽しめたし、松山には自分の方が少し早く着くくらいで受付もできた。一時はイベント参加が結構危なかったのだが、結果的にはすべてがうまくいった。
松山で牛島さん、栂尾さんと合流し、道後温泉椿の湯に入った。何ヶ月かぶりに浴槽に浸かったときのあまりの気持ちよさは忘れられない。