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檜枝岐真夏の雪まつりと御池ヒルクライム
1. しらかば公園をスタート
しらかば公園7時前に到着
公営の駐車場かと思ったのだが
無断使用禁止、管理事務所に連絡する旨が書いてあった。
あとから調べたら公益財団法人 南会津振興公社が指定管理者として管理・運営しています。つまり「町の施設を外部団体が運営している形」らしい
車も1台しか停まっていなかった。車を置いてスタートすることにした。
湯の花温泉を通って檜枝岐に向かった。
2. 茅葺き屋根が残る前沢曲家集落
前沢曲家集落に到着した。
時間が早かったため、まだ前沢曲家集落観光案内所には人影がなかった。
見学時間:8時30分~16時30分
入場料:大人300円、高校生以下150円
犬を散歩させている方がいたので挨拶を交わした。
前沢曲家集落は何度か訪れているが、友達は初めてだったので立ち寄ることにした。
ここは南会津町舘岩地区に残る、茅葺き屋根の「曲家(まがりや)」が建ち並ぶ集落だ。大内宿ほど観光地化されておらず、今も住民が暮らしている「生きた集落」であることが大きな魅力となっている。
「曲家」は上から見るとL字形をしており、住居から突き出した部分が馬屋になっている。雪深い冬でも外へ出ることなく馬の世話ができるよう、人と農耕馬が同じ屋根の下で暮らすために生まれた知恵だ。
明治40年(1907年)の大火で集落の大部分が焼失したが、その後、周辺の大工たちによって一斉に再建されたため、家々の形や意匠が統一された美しい景観が残っている。
2011年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、現在は曲家13棟を含む伝統的な家屋20棟が現存している。
訪れた日は、ちょうど二軒で茅葺き屋根の葺き替えと補修が行われていた。昔は村人総出で行われていた作業も、今では専門の職人が手掛けるようになったようだ。
集落の中では水車がゆったりと回り、その動力で杵が規則正しく上下して粉を挽いていた。人の姿がなくても静かに動き続ける様子を眺めていると、昔の暮らしの息づかいが今も残っているように感じられた。
3. 渓流釣りで賑わうたのせふるさと公園
たのせふるさと公園までやって来た。
駐車場には車がたくさん停まっていたので立ち寄ってみると、ほとんどが東京方面のナンバーだった。どうやら渓流釣りを楽しみに来た人たちのようだ。
ここは舘岩川沿いに整備された人気の渓流釣りスポットで、放流量も多く、初心者でも楽しめるようになっているという。
農産物直売所もあり、地元で採れた野菜や山菜、加工品などを販売している。時期によってはソフトクリームやヤマメの塩焼きも人気らしいが、時間が早かったため、まだ営業前だった。
友達が釣り人に「釣れますか?」と声を掛けると、「全然釣れないよ」と笑顔で返事が返ってきた。
川へ目を向けると、多くの釣り人が清流に立ち込み、それぞれ思い思いに糸を垂れていた。釣果はともかく、この澄んだ流れの中でのんびり過ごす時間そのものが、何よりの楽しみなのかもしれない。
4. 大桃の舞台と地域の人とのふれあい
大桃の舞台の案内板が出ていた。
私は何度も訪れているが、友達は初めてなので立ち寄ることにした。
入口まで行くと、村の女性たちが参道の草むしりをしていた。
「入って大丈夫ですよ。」
と声を掛けていただいたが、今回は舞台をゆっくり見学する予定ではなかったので、入口で写真だけ撮ることにした。
ちょうど紫陽花がきれいに咲いていたので、一緒に写真に収めようと構えたところ、草むしりをしていた女性たちが写らないように移動しようとしてくれた。
「そのままで大丈夫ですよ。」
と声を掛けると、皆さん笑顔のまま作業を続けてくれた。
「どこまで行くの?」
と聞かれたので、「御池まで行きます。」と答えると、
「えっ、あそこまで自転車で!?」
という驚いた表情が返ってきた。
5. 屏風岩とデジタルスタンプラリー
大桃の舞台から御池へ向かう途中にある屏風岩は、南会津でも有数の景勝地だ。
伊南川の急流が何万年もの歳月をかけて削り出した、高さ約20m、長さ約100mほどの白い岩壁が特徴で、まるで巨大な屏風を立てたように見えることから「屏風岩」と名付けられた。柱状節理と呼ばれる岩の割れ目も見られ、迫力ある景観が広がっている。
駐車場からは階段を下りて遊歩道へ行くことができ、約20分ほどで散策できる。
「下まで降りてみる?」
と友達に聞くと、「今回はパスする」と返事が返ってきた。友達は病気の影響であまり歩くのが得意ではないので、今回は無理をせず駐車場から眺めるだけにした。
岩壁を間近で眺められるほか、伊南川の清流や小さな滝のような流れも楽しめるので、時間に余裕があれば下まで歩いてみるのがおすすめだ。
駐車場には「奥会津パワースポット巡り デジタルスタンプラリー」の幟が立っていた。検索してみようとしたが、この場所は電波が届かず、その場では内容を確認できなかった。
後で調べると、2026年7月18日から11月15日まで開催されているイベントだった。奥会津各地のパワースポットを巡る内容で、自転車でも楽しめそうだ。今度はサイクリングコースを作って、スタンプラリーを巡ってみたいと思う。
最後に駐車場で記念写真を撮り、御池へ向けて再び走り出した。
檜枝岐の「真夏の雪まつり」の会場に到着した。
時間が早かったため、まだ会場には準備をしているスタッフが数人いるだけだった。
帰りにも立ち寄る予定だったが、とりあえず会場の写真を撮り、尾瀬・檜枝岐山旅案内所トイレに寄った。せっかくなので記念写真も撮ろうと思ったものの、周りにはほとんど人がいない。
すると、両手いっぱいに荷物を抱えたイベントスタッフらしき女性が歩いてきた。
忙しそうで少し声を掛けるのをためらったが、ほかに頼める人もいなかったので、
「写真を撮ってもらってもいいですか?」
とお願いすると、
「もちろん、いいですよ。」
と素敵な笑顔で快く引き受けてくれた。
朝の慌ただしい準備中にもかかわらず、気持ちよく応じてくれたことがうれしかった。
記念写真を撮っていただき、お礼を伝えて御池へ向けて出発した。
途中、モーカケの滝の案内板がある駐車場までやって来た。
友達が「観に行く?」と聞いてきたので、「夏は木々の緑が生い茂っていて、滝はあまり見えないよ」と答えると、「じゃあ、今回はパスする」と返事が返ってきた。
以前訪れたときは、駐車場から展望台まではすぐだったが、夏は木々の葉が茂り、滝全体を眺めることはできなかった。その印象が残っていたので、今回は立ち寄らず、そのまま御池を目指すことにした。
紅葉や葉が落ちた季節なら、滝の姿ももっとはっきり見えるのかもしれない。
6. 橅坂の清水でひと休み
橅坂の清水に立ち寄った。国道352号沿いからすぐの場所にあり、冷たい湧水が絶え間なく流れ出ている。登山客やツーリングの人たちが水を汲みに訪れる名水で、手を浸すと真夏とは思えないほど冷たい。
去年は、クロスバイクで御池まで向かうという男性が水を汲んでいたが、この日は天気のせいか誰もいなかった。友達も先に行ってしまい、しばらく一人で景色を眺める。
苔むした岩の上を、透き通った水が静かに流れていく。その風景が何とも心地よく、思わず見入ってしまう。
いつもならここで湧水を汲むのだが、ステンレスボトルにはまだポカリスエットがたくさん残っていたので、今回は写真を撮るだけにした。
帰ってからツーリングの動画を編集するため、水の流れる様子も撮影した。滝や湧水の魅力は、写真よりも動画のほうが、音や流れまで伝わるように思う。
7. 標高差850mを登って御池へ
檜枝岐から標高差約850mを登り、御池に到着した。
着いてみると、ロードバイクが2台停まっている。驚いたことに、そのうちの一人は友達のSさんだった。いつもは一人で走っているのだが、この日は女性と一緒だった。
記念に写真を撮ってもらい、「雨が降る前に下ろう」と話して別れた。
Yさんは尾瀬御池ロッジで「いわなぱん」を買っていた。
いわなぱん
特産のイワナの甘露煮を挟んだ、おしゃれな風味のバゲットサンドです。
ほぐしたイワナの甘露煮(特製味噌)とタルタルソース、玉ねぎのマリネ、やわらかいレタスをソフトフランスパンでサンドした、ここでしか買えない土日祝日限定の名物パンです。
Yさんは、そのいわなぱんを半分分けてくれた。
食べてみると、甘露煮になったイワナは思ったほど魚らしさが感じられない。
「イマイチだったね。」
とYさん。
私も、
「丸ごと一匹入っていたら面白いのにね。」
と返した。
もちろん、実際には丸ごと入れるのは難しいだろうが、そんな冗談を言いながら笑った。
その頃には雨脚が強くなってきたので、急いで下ることにした。
Yさんは下りがあまり得意ではなく、なかなか追いついてこない。「パンクでもしたのかな」と心配になり、戻ろうかと思ったところで、ようやく姿が見えてひと安心した。
8檜枝岐名物・裁ちそばで昼食
時間は11時を回っていた。
Yさんと相談して、お昼を食べることにした。近くには入ったことのある店もあったが、せっかくなので食べログで探し、すぐ近くにあった「裁ちそば まる家」に入ることにした。
店の外には、友達のロードバイクが立てかけてある。店に入ると、友達はすでに奥の席に座っていた。私たちは小上がりに案内された。
メニューを見ると、名物の裁ちそばをはじめ、「はっとう」や「そばがき団子」、岩魚料理など、檜枝岐ならではの郷土料理が並んでいる。
「裁ちそば」は、つなぎを使わない十割そばで、布を裁つように切ることからその名が付いた檜枝岐の伝統的なそばだという。せっかくなので、名物を味わうことにした。
何にするか迷った末、壁に貼ってあったおすすめメニューから選ぶことにした。
Yさんは**「もりそばとミニ天丼」**(1,500円)。
私は**「もりそばとはっとう(2枚)」**(1,400円)にした。
メニューには、はっとうについて
「そば粉ともろ米でこねた『はっとう』を、じゅうねん(エゴマ)で絡めてあります」
と書かれていた。
また、
「裁ちそばは切れやすいので、温かいかけそばはご用意しておりません」
とも書かれている。
運ばれてきた裁ちそばは、普段食べるそばより少し柔らかめに感じたが、それも檜枝岐の裁ちそばならではの食感なのかもしれない。香りも良く、郷土料理のはっとうも素朴な味わいで美味しかった。
お腹も満たされ、店を後にした。
9歌舞伎の里を歩く
檜枝岐歌舞伎の舞台に立ち寄った。
江戸時代から続く茅葺き屋根の舞台は、国の重要有形民俗文化財。静かな山里に佇む姿は風情があり、歌舞伎が上演される日には多くの人で賑わうという。
舞台の近くには、縁結びと縁切りの神様として親しまれる「橋場のばんば」が祀られていた。お堂の中には無数のハサミが奉納されていて、その数に思わず圧倒される。
説明板によると、良縁を願う人は切れないハサミを、悪縁を断ち切りたい人は切れるハサミを供える風習があるそうだ。また、お椀を頭にかぶせて願い事をすると願いが叶うとも伝えられている。
近くには「袖萩とお君の像」や、かつて会津藩の境を守る役割を担っていた「檜枝岐口留番所」の案内板もあり、檜枝岐が歴史と文化の息づく村であることを感じさせてくれる。
歌舞伎伝承館「千葉之家」では、檜枝岐歌舞伎の歴史や演目などを紹介しており、祭りの日でなくてもその文化に触れることができる。
少し村を歩くだけでも、歴史や伝統に出会えるのが檜枝岐の魅力だと改めて感じた。
10真夏の雪まつり
ちょうど「かき氷早食い競争」が始まっていて、会場は歓声に包まれていた。赤いエアーダンサーがくねくねと踊り続け、子どもたちも楽しそうに眺めている。静かだった朝とは打って変わり、会場はすっかり夏祭りの雰囲気に包まれていた。先を急いで出発した。
11側溝に落ちた車との遭遇
木賊温泉に向かって走り出した。
登りが始まると、側溝に車を落として困っている人がいた。
困っている人を見て素通りはできない。何か手伝えることはないかと声を掛けた。
車はホンダの軽量なスポーツカーだったが、さすがに人の力だけで持ち上げるのは難しそうだ。
私の携帯は圏外だったが、車の持ち主の携帯は何とか電波が届いていた。JAFの会員でもあり、無事に連絡が取れたので、
「これなら何とかなりそうですね。」
と声を掛け、その場を後にした。
木賊温泉までは約6kmで標高差450m。決して楽な登りではないが、登り切れば、その分だけ爽快なダウンヒルが待っている。
帰りは一気に駆け下り、気持ちの良い下りを存分に楽しんだ。
12木賊温泉で感じた人の温かさ
木賊温泉に到着した。
混浴なので、Yさんが着られる湯浴み着を借りられる場所をチャッピーに聞いてみると、近くの井筒屋で借りられると教えてくれた。
さっそく井筒屋へ行ってみたが、この日は本日休業。近くの旅館も何軒か訪ねてみたものの、どこも留守だった。
平野物産店もシャッターが閉まっていたが、自宅を訪ねてみると快く対応してくださり、湯浴み着を貸してもらえることになった。
タオルは用意してきたつもりだったが、車に忘れてきてしまった。
「タオルも借りられますか?」
と尋ねると、
「名前が入っていますけど、それで良ければありますよ。返さなくていいですから。」
と言って、新しいタオルまで持ってきてくださった。
本当にありがたく、檜枝岐の人の温かさを感じた。
その様子を見ていたYさんが、
「いつも人に親切にしているから、こういう時に返ってくるんだね。」
と話してくれた。
私は、
「来る途中で、側溝に車を落として困っていた人を助けようとしたけど、そのお返しがもう返ってきたのかもしれないね。」
と冗談を言うと、二人で笑った。
協力金300円を納めて温泉へ向かう。少し前まで先客がいたようだが、ちょうど皆さんが上がったところで、ゆっくり入ることができた。
Yさんも湯浴み着のおかげで混浴露天風呂に入ることができ、お湯は少し熱めだったが、とても気持ちが良かった。
しばらくすると、あとから一人の男性が入ってきた。
「どちらからですか?」
と尋ねると、
「いわきです。」
とのこと。
「今日は小名浜の花火大会ですよね。私も帰りに寄る予定なんですよ。」
と言うと、
「今日は混むから、逆に逃げてきたんです。」
と笑っていた。
汗を流してさっぱりしたところで、いよいよゴールへ向けて走り出した。
坂をもう一つ登ってゴールした。
それから、200キロ先の小名浜の花火大会に向かって出発した。
13 200km移動して小名浜花火大会へ
今年の小名浜の花火大会は、優先駐車券を持つ車しか会場近くまで入れないようで、警備員に止められてしまった。
そこで路肩に車を停め、自転車で会場へ向かうことにした。
会場は大勢の人で賑わっていたが、何とか場所を見つけて花火を楽しむことができた。
打ち上げ数は約12,000発。夜空いっぱいに広がる色とりどりの花火は圧巻だった。
フィナーレでは約1,000発が一気に打ち上げられ、息つく間もないほどの迫力に会場から大きな歓声が上がった。
帰りは自転車なので渋滞とは無縁。車が動き出す前に真っ先に会場を後にすることができた。
ライドに温泉、そして花火大会まで楽しめた、盛りだくさんの一日だった。
| By: | Satoru Nakahara |
| Started in: | 南会津町, 福島, JP |
| Distance: | 82,4 km |
| Selected: | 82,4 km |
| Elevation: | + 1524 / - 1524 m |
| Moving Time: | 04:48:43 |
| Page Views: | 12 |
| Departed: | 01.08.2026, 06:58 |
| Starts in: | 南会津町, 福島, JP |
| Distance: | 82,4 km |
| Selected distance: | 82,4 km |
| Elevation: | + 1524 / - 1524 m |
| Max Grade: | |
| Avg Grade | |
| Cat | |
| FIETS | |
| VAM | |
| Ascent time | |
| Descent time | |
| Total Duration: | 07:37:14 |
| Selection Duration: | 27434 |
| Moving Time: | 04:48:43 |
| Selection Moving Time: | 04:48:43 |
| Stopped Time: | 02:48:31 |
| Max Speed: | 63,4 kph |
| Avg Speed: | 17,1 kph |
| Pace: | 00:05:32 |
| Moving Pace: | 00:03:30 |
| Max Cadence: | 185 rpm |
| Min Cadence: | 10 rpm |
| Avg Cadence: | 60 rpm |
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