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佐渡サイクリング1日目
大津港を1時30分に出発。
新潟港には5時に到着した。
自転車を輪行袋に入れて、6時のフェリーの列に並んだ。
お盆ということもあってかなり混んでいたが、なんとか座る場所を確保することができた。
出港してからフェリーの後ろへ行き、飛んでくるカモメを眺めながら本土に別れを告げた。
2時間半ほどで両津港に到着。
おけさ灯台が迎えてくれた。
久しぶりの佐渡上陸だ。
8時30分に到着し、自転車を組み立てて9時に出発した。
途中、ひまわり畑があったので自転車を止めて写真を撮った。
津上神社に到着。
海中から出現した神様を祀った神社だという。
さらに走ると善宝寺の私設灯台跡があった。
明治18年に建てられたもので、当時の大川港を出入りする船のために造られた私設灯台だったという。
一階には海上安全と大漁満足を祈願して善宝寺を祀り、二階では「石油五分心船燈」を毎晩灯していた。
当時としては、それが最高の明かりだったそうだ。
灯台の周りを散策できるので歩いてみた。
海を覗くと、とても海水が澄んでいる。
あまりのきれいさに、思わず飛び込んでみたくなった。
姫埼灯台に着いた。
世界の灯台100選、そして日本の灯台50選にも選ばれている。
姫埼灯台は1895年に点灯された、鉄造りとしては日本最古の現役灯台ということだ。
今も漁船などの航行を守る灯台として、地域の人々に大切に守られている。
国の重要文化財にもなったという。
また姫埼は、海を渡る鳥たちやチョウの集まる場所でもあり、野生のトキも飛来してくるそうだ。
海岸沿いを走っていると、岩の上にひっそりと祀られた豊岡弁財天があった。
詳しい由緒は分からないが、海とともに暮らしてきた豊岡の人々の信仰を感じさせる場所だ。
さらに走っていくと、途中に素掘りのトンネルがあった。
こういうトンネルはなんともいい感じだ。
松ヶ崎ヒストリーパークに到着。
ここは古くから越後と佐渡を結ぶ玄関口で、日蓮や世阿弥もこの地から佐渡に上陸したと伝えられている。
江戸時代の御番所が再現され、海岸には白い鴻ノ瀬灯台が立っている。
今は静かな公園だが、かつて多くの人がここから佐渡へ渡ってきたと思うと、少し感慨深い。
キャンプ場にもなっていて、この日は多くの人がキャンプを楽しんでいた。
以前訪れた時には、ここでドローンを飛ばして上空から撮影したことを思い出した。
松ヶ崎ヒストリーパークを出て、古い町並みを走っているとドーナツ屋さんがあった。
一度は通り過ぎたが、なんとなく気になって引き返した。
「あたりきしゃりき堂 佐渡 松ヶ崎店」と書いてある。
松ヶ崎店? 支店なのかな?
と思って後で調べてみると、大阪・阿倍野にある人気店の佐渡店で、店主が松ヶ崎を気に入り、古民家を改装して2017年にオープンしたという。
素朴なドーナツが売りのお店で、国産小麦やきび和糖、なたね油など、素材にもこだわっているそうだ。
古民家を生かした店内では、コーヒーや自家製梅ジュースなどと一緒にドーナツを楽しむことができる。
店に着くと先に待っている人がいた。
今ちょうど粉を練っているところで、出来上がるまで5分くらい掛かるという。
それなら出来立てが食べられる。
中で待っていたのだが、あとから来た人に順番を飛ばされてしまった。
聞いてみると、外に並んで待たなければならなかったらしい。
それなら先に言ってほしかったなぁと思った(^^;)
ドーナツは以前より10円値上がりして、130円になったという。
揚げたてのドーナツはまだ少し熱い。
食べてみると、飾り気のない素朴な味で美味しかった。
暫く走るとA co-opがあった。
店の前にはフェリーで知り合ったご夫婦のバイクが置いてあった。
食べるところが少ないので、ご夫婦も昼飯を買いに来たようだ。
私達もそれぞれ買い物をした。
私は本日の特売のハムカツとバナナを購入。
店の脇にはベンチ付きのバス停の小屋があったのでそこで食べることにした。
ハムカツは大きいのが三枚だったので、二枚だけ食べ、バナナも三本だけ食べてあとはサドルバックに入れて、後で食べることにした。
北雪酒造に着いた。
ここは以前にも訪れたことがある。
北雪酒造は明治5年(1872年)創業という、佐渡を代表する酒蔵だ。
赤泊の小さな港町から酒造りを始めたという。
老舗ながら新しい酒造りにも積極的で、音楽や超音波、遠心分離機などを取り入れる「攻める酒蔵」でもある。
世界的に展開する日本食レストラン「NOBU」でも北雪の酒が提供されていて、佐渡の小さな酒蔵から世界へ羽ばたいているというのが面白い。
店内のお酒を見ていると、佐渡限定のお酒があった。
四合瓶で値段も手頃なので、一本買うことにした。
さらに梅酒のスパークリングもあった。
こちらは要冷蔵ということだ。
お酒が飲めないYさんでも梅酒なら飲めるだろうと、こちらも購入することにした。
保冷バッグは持ってきていたので、保冷剤だけ購入するつもりだった。
ところが精算すると、保冷バッグに入って渡された。
「保冷剤だけで良かったのだけど」
と言うと、保冷バッグとセットになっているとのこと。
まあ、保冷バッグは110円だったので良しとしよう。
四合瓶を二本サドルバッグに入れて、自転車を持ち上げてみた。
……結構重たい(^^;)
丁度来た人に写真を撮ってもらい出発した。
矢島観光たらい舟乗り場に到着。
赤い太鼓橋が架かる矢島・経島は、佐渡の観光ポスターなどでもよく目にする景色だ。
ここでは佐渡名物のたらい舟に乗ることができ、たくさんの人が行列を作っていた。
矢島は良質な矢竹の産地で、『平家物語』で源頼政が鵺退治に使った矢も、ここの竹だったと伝えられている。
穏やかな入り江と赤い橋、そしてたらい舟の組み合わせは、いかにも佐渡らしい。
赤い橋を渡り、その先まで少し歩いてみた。
記念写真を撮ろうと思い、「I ♥ 佐渡」のTシャツを着ていた女の子にお願いして写真を撮ってもらった。
せっかくなので、女の子たちとも一緒に記念写真を撮った。
ちょうど昼休みが終わったようで、次々とたらい舟が海へ出ていった。
写真を撮ってくれた女の子たちも、これからたらい舟に乗るそうだ。
しばらくそんな様子を眺めてから、今度は激坂を登ってメインの道へ戻った。
宿根木の重要伝統的建造物群保存地区に到着。
保存のための寄付金100円を払って中へ入った。
ここは江戸時代後期から明治初期にかけて、北前船などの廻船業で栄えた町だ。
船主や船乗りだけでなく、船大工や鍛冶屋など、集落全体が船に関わる仕事で暮らしていたという。
谷間のわずかな土地に100棟ほどの家が密集し、細い路地が迷路のように入り組んでいる。
潮風を防ぐ縦板張りの家や、石を載せた木羽葺きの屋根など、独特の町並みが残っている。
中でも、路地の形に合わせて建てられた「三角家」は宿根木のシンボル的な存在だ。
1991年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
「JRのポスターで、三角家の前に吉永小百合さんが写っているよね」
と係の人に話すと、
「中にポスターがありますよ」
と案内してくれた。
その後、細い路地を歩きながら町並みを一周した。
今も実際にここで暮らしている人たちがいるようだ。
「こんなに道が狭くて車も入れないとなると、生活するのは大変だよね」
などと話しながら見て回った。
駐車場に戻ると、フェリーで知り合ったご夫婦がいた。
旦那さんが財布を落としてしまったそうだが、幸い他の観光客が拾って届けてくれたという。
無事に戻ってきて本当に良かった。
一緒に喜んで、宿根木をあとにした。
走っていくと、深浦の入り江に架かる長者ヶ橋に着いた。
2002年に完成した全長294mの橋で、海面からの高さは約40m。
橋の上から見下ろす海はとても青く、深浦の入り江がきれいに見える。
新潟県で初めて造られたエクストラドーズド橋で、高欄には宿根木の窓格子や千石船をイメージしたデザインが取り入れられているという。
私はここから眺める景色が好きだ。
以前来た時には、ここからドローンを飛ばして上空から撮影したことを思い出した。
橋の下を見ると、きれいな海で家族連れが海水浴を楽しんでいた。
上から眺めているだけでも、飛び込みたくなるような海の色だ。
さらに海岸沿いを走り、沢崎鼻灯台へ向かった。
途中から少しダートを走る。
沢崎鼻灯台の手前には岡ノ平遺跡があった。
江戸時代後期、外国船の来襲に備えて佐渡奉行所が築いた台場に関連する遺跡だという。
古地図には「台場跡」と記されていたが、発掘調査によって柱穴などが見つかり、台場の後方にあった施設の一部だったことが分かった。
今は静かな岬だが、かつてここで海の向こうを警戒していた時代があったと思うと興味深い。
その先に沢崎鼻灯台が見えてきた。
沢崎鼻灯台は1928年に初点灯した灯台で、現在のものは1987年に建てられた2代目だという。
高さは24mを超え、佐渡で一番高い灯台だ。
白い八角形の灯台と青い海、周囲の緑との組み合わせがとてもきれいだ。
灯台の下には、海底火山の噴火によってできた枕状溶岩が広がっているという。
小木港へ向かう船にとって、昔から大切な目印になっている灯台だ。
灯台のすぐ近くまで行くには、さらにダートを走らなければならないようだ。
今回はここから記念写真を撮って、沢崎鼻灯台をあとにした。
沢崎鼻灯台をあとにして海岸沿いを走っていくと、潜岩(くぐりいわ)があった。
大昔の海底火山から流れ出した溶岩が海水で冷やされ、枕状溶岩となって積み重なってできた岩だという。
黒い岩肌には白い網目模様があり、その姿がキリンの模様に見えることから「キリン岩」とも呼ばれている。
周囲には隆起によってできた広い波食台が広がり、佐渡が火山活動によって生まれた島だということを実感できる景色だ。
その先には、さらに広大な岩場が広がっていた。
万畳敷と呼ばれる場所で、海底が隆起してできた平らな岩棚だという。
潮が引くと岩場に薄く海水が残り、風がない時には空を鏡のように映すことから「佐渡のウユニ塩湖」とも呼ばれているそうだ。
昔から岩のりの採集にも利用され、沢崎の人々の暮らしとも深く結びついてきた場所だ。
青い海の向こうまで平らな岩場が続く、不思議な景色だった。
夕日の時間には、さらにきれいな景色になるようだ。
ふと眼下を見ると、フェリーで知り合ったご夫婦が靴を脱いで海に入るところだった。
それを見て、私たちも海に入ってみることにした。
海水はとても温かかった。
するとご夫婦が、
「こっちは冷たいですよ」
と声を掛けてくれた。
そちらへ行ってみて、みんなで並んで浅瀬に寝転んだ。
せっかくなので、一緒に記念写真も撮った。
海から上がったあと、旦那さんが、
「海に入っているところも撮ってもらえばよかったな」
と言うので、
「ありますよ。あげますよ。iPhoneですか?」
と聞くと、
「iPhoneです」
とのこと。
さっき撮った写真をAirDropで送って、ご夫婦とはここで別れた。
その先は激坂の連続だった。
今回のバイク、エンメアッカはドグマほどの乙女ギヤではないので、結構きつい。
せっかく登ったのにまた下って、そしてまた登る。
「どうせまた登るなら、下らなくていいのに」
などと思いながら走った(^^;)
さらに海岸沿いを走っていくと、ゴジラのような岩が見えてきた。
椿尾弁天岩だ。
岩の姿が、弁天様が琵琶を抱えて奏で、その傍らに蛇がいるように見えることから、弁天岩と呼ばれているという。
岩の中ほどには鳥居と祠があり、弁財天が祀られている。
見る角度によってはゴジラや獅子の頭のようにも見えることから、「ゴジラ岩」とも呼ばれているそうだ。
海岸沿いを走っていると、白い小さなバス停が見えてきた。
正式には『背合バス停』というが、『恋するバス停』とも呼ばれているそうだ。
白い待合所の向こうには真野湾の青い海が広がり、まるで青春映画のワンシーンのような景色だ。
今でも実際に使われているバス停だという。
何でもない小さなバス停なのだが、この場所にあるだけで絵になる。
海岸沿いを走っていると、白い小さなバス停が見えてきた。
そこで写真を撮っているグループがいた。
「ああ、ここは前にネットで見たバス停だ」
と気がついた。
正式には「背合バス停」というが、「恋するバス停」とも呼ばれているそうだ。
白い待合所の向こうには真野湾の青い海が広がり、まるで青春映画のワンシーンのような景色だ。
今でも実際に使われているバス停だという。
何でもない小さなバス停なのだが、この場所にあるだけで絵になる。
そこにいたグループの人に、
「写真撮ってもらっていいですか?」
とお願いすると、
「もちろんいいですよ」
と快く撮ってくれた。
すると今度は、
「私たちも撮ってもらっていいですか?」
と言われたので、こちらも写真を撮ってあげた。
暑さの中を走り続けたせいで、汗が乾いて体中が塩だらけ。白くキラキラしていた。
まずはシャワーを浴びてさっぱりする。
そのあと、宿のご主人の車で近くのスーパーまで夕食の買い出しに連れて行ってもらった。
せっかく佐渡に来たのだから刺身の盛り合わせでも、と思ったのだが、ぶつ切りの刺身が安かったので、それを2つ。それに焼きそばと餃子を購入した。
途中の酒蔵で買ってきた、重い思いをして運んだ日本酒も美味しかった。
話が盛り上がり、気がつけば夜10時30分近くまで飲んでいた。
前に泊まったときは12時を過ぎていたので、それに比べればまだ早いのだけれど、翌日も120キロ走る予定だ。
そろそろ寝ることにした。
宿のご主人によると、佐渡の夜は涼しく、網戸にしておけば寒いくらいだという。
| By: | Satoru Nakahara |
| Started in: | 佐渡市, 新潟, JP |
| Distance: | 98.5 km |
| Selected: | 98.5 km |
| Elevation: | + 1087 / - 1081 m |
| Moving Time: | 04:51:50 |
| Page Views: | 18 |
| Departed: | Aug 13, 2026, 8:55 am |
| Starts in: | 佐渡市, 新潟, JP |
| Distance: | 98.5 km |
| Selected distance: | 98.5 km |
| Elevation: | + 1087 / - 1081 m |
| Max Grade: | |
| Avg Grade | |
| Cat | |
| FIETS | |
| VAM | |
| Ascent time | |
| Descent time | |
| Total Duration: | 08:20:04 |
| Selection Duration: | 30004 |
| Moving Time: | 04:51:50 |
| Selection Moving Time: | 04:51:50 |
| Stopped Time: | 03:28:14 |
| Max Speed: | 59.3 kph |
| Avg Speed: | 20.2 kph |
| Pace: | 00:05:04 |
| Moving Pace: | 00:02:57 |
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